ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「なー純ちゃん」

「あ?」



オレはベッドに座ったまま、再びテレビ画面を見る純ちゃんの背中に話し掛ける。



「オレ、行ってくる!」

「は?!どこにだよ」



そんなの決まってんじゃん!



「稀衣ちゃんとこだよっ」

「あ、ちょい待て、マコ!」



純ちゃんの言葉を無視して、オレは家を飛び出した。



なんかこう、上手く言えないけどさ。



今のオレ達って、カミアッテないんだ。



このままだと、すれ違っちゃう気がする。



学年が変わって、クラスが離れて、会う時間も減って。



それでもなにも変わらない。



そう思ってたけど、変わらないことなんてないのかもしれない。



変わっていくのは、当たり前だから。



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