ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
【稀衣※side】



「…安藤」



太陽が沈みかけた、夕暮れ時。



あたしは、水道で顔を洗う安藤に声をかけた。



「え…」



安藤は、驚いた顔してあたしを見つめる。



「なんで…」

「話しがあるんだ、アンタに」

「話し、ですか」



返事のかわりに、あたしはコクンと1度頷いた。



どうしてもすぐに、伝えたい事があったから。



「…少し待ってて下さい。すぐ着替えてくるんで」

「分かった」



あたしの返事を聞くと、安藤は体育館の方へ走っていった。



はっきり伝え終わったら、あたしはすぐに帰ろう。



ワンの家、寄ってみようかな。



メールも電話もしてなかったし。



倒れたぐらいだし、大丈夫なのかな。



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