ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
お礼を言って、180度方向を変える純ちゃん。
「失礼しましたー…」
純ちゃんが、なんかヘンだ。
冷淡美人の南先生を見たら、もっとはしゃぐと思ったのに。
「なぁ、マコ」
「なに?」
「まだ教室に女子残ってっかな」
「なにすんの?」
「決まってんだろ、絆創膏もらいに行くんだよ」
「え?さっきもらったじゃん」
「これは、使わねーの」
「なんで?!」
オレの問いに純ちゃんは、「お子ちゃまには分かんねーよ」って笑った。
確かに、オレにはなにがなんだかさっぱり分かんないよ。
お子ちゃまだからとか、そんなのは悔しすぎるけど。
「あ」
純ちゃんが足を止める。
「鮎沢ちゃんじゃん」
「え?」
純ちゃんは反対側の校舎を指差す。