ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
――――昼休み。
「純ちゃん!!教室で稀衣ちゃんに公開告白したって本当かよ?!」
佐倉を見つけた瞬間、ワンがすごい勢いで飛び掛かった。
「なんだよ、4組にまで広がってんのかよ?面倒臭ぇな」
「どーなんだよっ?!」
「してねーよ」
「………」
「なんだよ?嘘なんか吐いてねーぞ」
「ウン、だと思った」
「は?」
「オレ、南先生とのこと本当に応援してんだ」
「い、いきなりなんだよ?」
「あんな余裕ない純ちゃん、初めて見たから。だから、本気なんだって思ったから、それ聞いて安心した!」
要するにワンは、佐倉が南先生以外の人に告白したことが許せなかったんだ。
自分の彼女だからとか、そうじゃなくて。
佐倉の本気を、信じたいんだろう。
ワンらしいと思う。
実際佐倉は、告白なんてしてないから無実だし。
「…お前なぁ」
佐倉は少し照れながら、ワンの頭を軽く叩いた。
「ふーん、純平って南先生のことが好きなんだ?(どうりで最近、鮎沢ちゃんにちょっかい出さない訳だ)」
「あ…」
「南先生って、あの無愛想な保健室の人だろ?(鮎沢ちゃんは諦めたのか?)」
「なんでまた、保険医なんか。(普段ギャルっぽいのといるくせに、鮎沢といい、好きなタイプはクールな人なのか?)」
あーあ、みんなにバレちゃってるよ(笑)