ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



――――昼休み。



「純ちゃん!!教室で稀衣ちゃんに公開告白したって本当かよ?!」



佐倉を見つけた瞬間、ワンがすごい勢いで飛び掛かった。



「なんだよ、4組にまで広がってんのかよ?面倒臭ぇな」

「どーなんだよっ?!」

「してねーよ」

「………」

「なんだよ?嘘なんか吐いてねーぞ」

「ウン、だと思った」

「は?」

「オレ、南先生とのこと本当に応援してんだ」

「い、いきなりなんだよ?」

「あんな余裕ない純ちゃん、初めて見たから。だから、本気なんだって思ったから、それ聞いて安心した!」



要するにワンは、佐倉が南先生以外の人に告白したことが許せなかったんだ。



自分の彼女だからとか、そうじゃなくて。



佐倉の本気を、信じたいんだろう。



ワンらしいと思う。



実際佐倉は、告白なんてしてないから無実だし。



「…お前なぁ」



佐倉は少し照れながら、ワンの頭を軽く叩いた。



「ふーん、純平って南先生のことが好きなんだ?(どうりで最近、鮎沢ちゃんにちょっかい出さない訳だ)」

「あ…」

「南先生って、あの無愛想な保健室の人だろ?(鮎沢ちゃんは諦めたのか?)」

「なんでまた、保険医なんか。(普段ギャルっぽいのといるくせに、鮎沢といい、好きなタイプはクールな人なのか?)」



あーあ、みんなにバレちゃってるよ(笑)




< 517 / 606 >

この作品をシェア

pagetop