ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
やっぱりワンは、確実に背が伸びてる。
触れて分かる。
君との距離。
ワンは唇を離すと、あたしの体をぎゅーっと強く抱きしめた。
「ずっとこうしたくて…」
その力が強くて、あたしはされるがままに、抱きしめられるしかなかった。
「もう我慢の限界…!」
ずっと我慢してたの?
触れるどころか、会うことさえもままならなかったから。
でもね、あたしだって一緒なんだから。
「最近さぁ、イチャイチャシーンが少なすぎると思う!」
「え」
「もっと増やしてかないと、絶対ダメだ!オレ足りない」
「いやあの、ワン…?」
「だから稀衣ちゃん!もっとイチャイチャしよう!」
「は?」
真剣な顔でそう言ったワンは、あたしにグッと顔を近付けた。
ち、近っ!
ワンの顔なんて見れなくて、あたしは固く目を瞑った。