ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~
冬休みであまり手入れができていないところに、前日は雨だった。
その日の昼休み、オレは職員室に呼び出されていた為、竜には先に食堂に行ってもらった。
職員室からの帰り、お弁当も食べずに花壇で作業をしている、大場さんを見つけた。
オレが水浸しにした時も、こんな風に1人、休み時間を削って花壇の片付けをしてたのかな。
「どこか、体調でも悪いの…?」
「え、なんで?」
「いや、あの、遅刻して来てるから…」
「あぁ、これは病院行ってて」
「じゃあ、やっぱりどこか…」
「ううん。古傷ってゆーの?今でも時々、診てもらわなきゃなんないんだ」
「そう…なんだ」
そーいう大場さんだって、
「足、もう平気?」
オレが取り損ねたバスケットボールを踏んで、怪我をしてしまった。
「あ、うん。もう大丈夫、本当にいろいろありがとう」
「お礼なんてとんでもないデス!」
オレは大場さんに、手のひらを突き出した。
「オレんせいで、怪我したみたいなもんだし!」
「へ?横井君のせい…?」
「え?」
なに、その反応…?
「だって、バスケットボール踏んで滑っただろ?」
「え、あたしが踏んだのは、ソフトボールで…」
「え…えぇ?!」
確かにあの時、女子がソフトの練習をしてたから、ソフトボールも周りにはいっぱい転がってたけど!
バスケットボールじゃないのかよっ?!