ワンラブ~犬系男子とツンデレ女子~



「すいません、ほんと…!」

「…好きなんだね」

「へ?!」

「お花」

「あ…はい…。(びっくりした…お花のことかぁ)」



床に散乱していた本は、どれも花に関するものばかり。



「花壇、きれいだね」

「え…知って…?!」

「偶然見かけて」



正くんのいた、木の側だったからなんだけど。



「…あ。足もう大丈夫?」



確か、球技会の練習の時、ワンの取り損ねたボールを踏んづけて捻ったとか。



「あっ、そ、その節は横井くんに、本当にお世話になりました…!」

「ワンのせいで怪我したんだから、お世話するのは当たり前でしょ」

「あ、いえ、横井くんのせいではありません!あたしが勝手に、転んだだけで…っ」



………?



そうなの…?



ワン、自分のせいでって言ってたよね。



勘違い?



嘘?



「で、でも、横井くんも、今日病院行ってたし、大丈夫なのかな?」

「え?」



病院…?



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