夜空に咲く僕たちの願い
だけど何をやり直すのだろう。願い事を変えるのか?
それとも瑠花を好きになるのはやめるというのか?
瑠花を嫌いになる自信なんてゼロに等しい。
きっと俺は最終的には瑠花を好きになるはずだ。
スポーツバックをブランコの隣に置いて空を見上げる。
その空はあまりにも汚かった。俺の心の色を表しているようで無性に苛立った。
そんな時、ある人の声が聞こえた。
息を切らし、こちらに走ってくるのは渓斗だった。
額には汗が滲んでいるよう。
そんな焦って何しに来たのだ?まさか俺が心配で?
本当に死ぬとでも思ったのか?
そんなの出来るわけがない。
俺にそんな勇気は装備されてない。
「………何しにきたんだよ」
「しゅ…俊介。お前…まさか…」
「……なに?」
「…気付いたのか…?」
何を言われたのか理解するのに随分と時間がかかった。
渓斗は今なんて?
もしかして渓斗…
お前は知っていたのか―…?