夜空に咲く僕たちの願い


瑠花が俺の隣で真っ白なウェディングドレスを着て笑ってくれることは…ないと思う。




「…渓斗…俺はどうしたら…」



今俺のいる場所は真っ暗で怖くて、懐中電灯すらなくて。
さっきからずっとそこをさまよっているんだ。
出口のない平坦な道をずっと歩いている。
時に何かにぶつかって、でもそれが何か分からなくてそんな恐怖でおかしくなりそうだ。



徐々に渓斗の胸ぐらを掴む手の力が弱まる。
渓斗は俺の肩を掴みこう言った。




「俊介は自分の気持ちを大事にしろ。これからのことを決めるのは俊介だ。俺たちじゃない。俊介がずっと瑠花と一緒にいたいって願うなら全てを捨てろ。それくらいの覚悟をしないとこの先お前は潰される。でも安心しろ。俺はお前の傍にいる」




歪む視界の中渓斗の姿を見た。その姿は逞しく、そして男らしかった。
俺はこの先どうすればいいのだろう。


瑠花と…どう向き合えばいいのだろう。



決めるのは俺だ。



でも何を一番に優先するかはもうすでに決まっていた。




俺は、瑠花を…



瑠花を…瑠花を、



どうしても幸せにしたい。





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