夜空に咲く僕たちの願い
幸せにしたい人がいる。
笑顔にしたい人がいる。
俺の傍でずっと笑っていて欲しい。
キミはきっと照れるだろうけど…俺はキミに「愛してる」と言いたい。
世界を裏切る覚悟はありますか?
もちろん俺には…。
運命は残酷すぎて。
幸せは長くは続いてはくれないのだとひどく神様を恨んだ。
目から流れる雨に似たものは、止むという行為を忘れたようだった。
俺は何ができるだろうか。
恋人の瑠花が本当は血の繋がる兄妹で。
頭では大体は理解できた。
だけど気持ちに整理がつかない。
「俊介、これだけは言っておく」
「……え?」
渓斗の瞳は虚ろな俺の目を捕らえた。
それはまるで獲物を狙うチーターのよう。
俺の体は硬直する。
「相手の幸せを願うのも恋愛には必要なんだ。」
それは深く傷んだ心に染みていった。
キミがいない世界に何も望むことはない。
そうやって自分の存在を消そうとした。
だけど俺は呼吸をし、キミを見つめては胸がとくんと踊る。
初めて気づくんだ。
キミがいるから俺の世界は七色に輝く。