夜空に咲く僕たちの願い



体のラインが綺麗で、なおかつ背が高く。
はっきりとした顔立ちではないが、時折見せるふとした表情がかっこよく見える。
たまたま同じゼミだったので私たちはすぐに仲良くなった。


そして私はいつの間にか遊心のことが好きになり、遊心も私を好きになってくれた。




「ちょっと、さっちゃん聞いてる?ぼーっとしてないでよ」




「あっごめんごめん。で、何の話だったっけ?」




「もーう。人の話はちゃんと聞きなさい!遊心とは結婚するの?」



私は飲んでいたカフェオレに持ち一口飲んだ。
七海は見ていたファッション雑誌をパラパラ捲る。
どうやら街中スナップで七海が載ったらしいのだ。
それを今日の朝自慢気に見せられた。
まぁ七海は大学のミスコンでも優勝してしまうくらい綺麗なのだから納得ができる。



私はお腹に手を当てた。



七海と遊心にはまだ秘密。
いつ言おうか迷っているのだ。




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