1970年の亡霊
「引き出しに、メモリースティックが入っているの」
言われた通り引き出しを開け、それを手に取った。
「あるサイトについて調べた事が、この中に入っています」
「俺に預けてどうしろと?」
「これは、死んだ川合さんの部屋にあったものです。そして、三枝君が殺してしまった男が、盗み出そうとしたもの……」
「これが事件の鍵を握っているんだな?」
「はい。三枝君が殺してしまった男は?」
「消えた」
「え!?」
「部屋には血の跡しか残されていなかった」
「奴等の仕業?」
「調べているところだが、多分間違いない」
「加藤さん……」
「他にも何か?」
「気をつけて……」
「……ああ」
「貴方は…貴方は死なないで」
突然の言葉だった。
死なないでと言った三山の目には、恐怖の色が滲んでいた。
返す言葉を失くした加藤に、丁度巡回で様子を窺がいに来た看護師が、
「時間ですので、そろそろ宜しいですか」
と言った。
言われた通り引き出しを開け、それを手に取った。
「あるサイトについて調べた事が、この中に入っています」
「俺に預けてどうしろと?」
「これは、死んだ川合さんの部屋にあったものです。そして、三枝君が殺してしまった男が、盗み出そうとしたもの……」
「これが事件の鍵を握っているんだな?」
「はい。三枝君が殺してしまった男は?」
「消えた」
「え!?」
「部屋には血の跡しか残されていなかった」
「奴等の仕業?」
「調べているところだが、多分間違いない」
「加藤さん……」
「他にも何か?」
「気をつけて……」
「……ああ」
「貴方は…貴方は死なないで」
突然の言葉だった。
死なないでと言った三山の目には、恐怖の色が滲んでいた。
返す言葉を失くした加藤に、丁度巡回で様子を窺がいに来た看護師が、
「時間ですので、そろそろ宜しいですか」
と言った。