1970年の亡霊
加藤と有楽町駅で別れ、満員の山手線で渋谷まで揺られている間、三山は自分の背中に時折り視線を感じていた。
それとなく周囲を見渡してみたが、自分に視線を送っていそうな人間の見当はつかなかった。
これまでも何度かこのような視線を感じた事があった。
山手線が目黒駅を過ぎた辺りから、その視線をより強く感じられ、すっかり酔いが醒めてしまった。
この何ヶ月か、このような視線を感じた事があったとはいえ、こうまであからさまな視線を感じたのは初めてであった。
渋谷のハチ公口を出、文化村通りを松濤町方向に向う。
何度か振り返ってみた。
視線の主が判らない。
思い違いだろうか。
いや、そんな筈はない。
確かにはっきりと感じたのだ。それも、敵意を感じさせるもの……
右、左と通りの歩道を変えて歩いた。
買い物の予定は無かったが、三山は東急本店向かいのドン・キホーテに入った。
それとなく周囲を見渡してみたが、自分に視線を送っていそうな人間の見当はつかなかった。
これまでも何度かこのような視線を感じた事があった。
山手線が目黒駅を過ぎた辺りから、その視線をより強く感じられ、すっかり酔いが醒めてしまった。
この何ヶ月か、このような視線を感じた事があったとはいえ、こうまであからさまな視線を感じたのは初めてであった。
渋谷のハチ公口を出、文化村通りを松濤町方向に向う。
何度か振り返ってみた。
視線の主が判らない。
思い違いだろうか。
いや、そんな筈はない。
確かにはっきりと感じたのだ。それも、敵意を感じさせるもの……
右、左と通りの歩道を変えて歩いた。
買い物の予定は無かったが、三山は東急本店向かいのドン・キホーテに入った。