イケオタ
昼食はやっぱりBランチ
「おばちゃんBランチ2つ」

ここは学校の食堂

この学校の8割の生徒が利用している

造りは一面白い壁に大きなガラスが360度設置されており
そこからの景色は最高だ!!

そしてここの食堂のBランチ

フランス帰りのおばちゃんの最高傑作が格安で食べれるのだ

格安と言ってもそこらの高級レストランと比べてで…

学生のふところは寒かったりする

だからみんな文化祭で優勝を狙っている

文化祭売上No.1のクラスは食堂全品1年間無料券を手に入れられる

「はいBランチの人」

「はぁ〜い
おばちゃんいくら?」

「あら、おばちゃんはそんなにやすくないわよ
ウフフフ…」

「そうかぁ…
それじゃあおばちゃん
Bランチいくら?」

食堂のおばちゃんはどうしていつもこんなハイテンションなんだろ

それについていける翔もすごい

奈瑠は心の底からそう思った

「えぇ〜とね
Bランチ2つで2600円だよ」

「それじゃぁ一人1300円か
はい、翔1300円ぴったし」

「今回はおごってやるよ」
翔の予期せぬ言葉に奈瑠は300円を落としそうになった

「えっ!?
なんで?」

「そりゃ文化祭で優勝するためオマエには死ぬ気で働いて貰わないといけないからな(笑)」

「な、なるほど…
それじゃあおごってもらおうかな」

奈瑠は出していたお金をしまい翔をみた

なぜか財布を開きながら硬直している

「どうしたの?
翔?」

「奈瑠、金貸してくんねぇ…」

「…」

冷たい空気が2人を包むのであった
< 13 / 37 >

この作品をシェア

pagetop