ねぇ、先生。愛って何ですか?





「先生、ご飯出来たよ」


「おっ、わりーな」


「んーん。全然だよ。とにかく早く食べよ。今日はハンバーグ」





あれ?先生と私だ…。



あれは、まだ付き合って何週間目か位の時…





「うまい」


「本当?よかった。」


「わりーな、どこにも連れてってやれなくて…いつも俺の家で。」


「なんで?別に先生にどこか連れて行って欲しいから先生といるんじゃないよ?先生といたいからいるんだよ。」




そう、あの頃の私はすごい素直で…可愛かった




「綾女!お前、いい女!」


「えへへ、惚れなおした?」


「おう」





幸せな空間。羨ましい。



過去の自分を羨ましがるなんてばかみたいだよね





「先生、大好き」


「俺も。」


「好き?」


「好き」





信じてた、自分の気持ち。先生の気持ち。



いつから信じれなくなったの?





先生、伝えたいです。やっぱり。



好きですと、私だけ見て欲しいって。




いまさら遅いけれど、私…先生と恋愛したいから





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