君に幸せの唄を奏でよう。
「すぐに話は済む。いいか?」
橘 奏が真剣な顔で聞いてきたので、不覚にもドキッとしてしまった。
そんな顔で言われたら……
「…大丈夫デース」
って答えるしかないじゃないッ!
「…じゃあ、場所変えるぞ」
あたしは、橘 奏の後ろをついて行った。
どうしよ…どうしよ!2人きりになちゃったよ!
てか、なんなの?!この呼び出しday?!
今日の占い最下位だったの?!
あたしが、考えている内に離れた場所に来た。
「…花火しながら、話していいか?」
「へッ?!はい、どうぞ!」
橘 奏が、手持ち花火を渡してくれた。
パチパチ………。
「「…………」」
チョイスミスーーー!!なんで、線香花火持ってきたのよッ!空気が重いッ!
せめて、少しは盛り上がる花火にしてよッ!
てか、話しってなに?!呼び出したくせに、さっきから無言じゃないッ!そんなに暗い話なの?!
だったら、余計暗くしないでよッ!新手の嫌がらせ?!
それとも、あたしに言いにくい事なの?!
まさか、メアド消してほしとか?!それとも、この前みたいに俺の前に現れるな的な?!
どっちも嫌だな………。
「……高橋」
………え?
「あ、あたし?!」
「お前しか居ないだろ」
えっ?!ちょ、えっ?!
今、橘 奏があたしを苗字で呼んだ?!