君に幸せの唄を奏でよう。



「なんで、そんなに驚くんだ?」

橘 奏は、不思議そうに聞いてきた。

「だって、初めて呼ばれたからビックリして」

てか、呼ばれると思ってなかったし。

「…そうだな。はじめて、呼んだな」

橘 奏が、優しく微笑んできたので胸がキューとなった。

て、なに乙女モードになってんのよ?!大丈夫か?!あたしの心臓ッ!

「で、は、話ってなに?」

ごまかすために、話を振った。

あたしが話を振った途端、橘 奏は真剣な顔をした。

うわ!やっぱり暗い話なの?!

「………かった」

橘 奏が、小さな声で言ったので全く聞こえなかった。

「ごめん。聞き取れなかったから、もう一回言って」
「……お前の歌を“不愉快”て言って悪かった」

えっ?今なんて言った…………?

あたしの脳内は、フリーズした。

てか、あたしの目の前にいるのこの人は、“あの”橘 奏なの?!

「…変なこと考えてただろ?」

橘 奏が少し睨みながら言ってきた。

「いえ!滅相もございません!」

デジャウ゛だ……!あたしの目の前に鈴木先生が居るッ!

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