君に幸せの唄を奏でよう。
「…悪い。“また今度”話す」
「え…?」
あたしは、思わず声を漏らしてしまった。
「あ…何言ってるんだ俺…。悪い、忘れてくれ」
そう言った橘 奏の顔は、どこか寂しそうな顔をしていた。
「待ってるから」
「え…?」
「橘 奏が話してくれるまで、あたし待つから」
あたしは、橘 奏のことを信じて待ちたい。
「お前…」
「唄ー!そろそろ帰るぞーー!」
亮太が、あたしを呼んでいた。
「分かった!じゃあね!」
あたしは、橘 奏に笑顔で言った。
「あ、ああ…。またな」
橘 奏は、あたしに微笑みながら言った。
あたしは、亮太たちの所に戻った。