君に幸せの唄を奏でよう。
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疲れたーー!
あたしは、ベッドにダイブした。
今日は、いろいろあったな……。
そういえば、亮太の奴なんで機嫌悪かったんだろ?帰る時、ずっと無言だったし…。
また、今度聞いてみよ。
あたしは抱き枕に抱きついて、改めて今日の出来事を考えた。
今日は、驚くことばっかりだったな…。
まさか、橘 奏に呼び出されて、自ら歌の話をしてくるなんて、思ってもみなかった。
『お前の歌を聴いて不愉快なんて思わなかったのに』
あたしは、ずっと橘 奏にまるで“存在そのもの”を憎まれているみたいで、すごく悲しかった。
だけど、“あたし自身”をちゃんと見ながら謝ってくれた。
それに、『高橋』って呼んでくれて本当に嬉しかった。
本当は、名前で呼んで欲しかったけど、苗字を呼んでくれただけで十分。