バナナオ・レ
「ッてめ!調子に乗んじゃねぇよ!!」
ウジ虫の声、大きすぎ。
ここ校門前だよ?
周りの人が皆こっちに注目している。
恥ずかしいはあたしじゃなくてウジ虫だからね。
「付き合うのかここでボコられてぇのかどっちか選べよ」
なんかウジ虫の話にノるの、面倒くさくなってきた。
って最初からだけど。
ばかばかしくなってきたあたしはその場を去ろうとした。
ウジ虫を背中に向けた時だった。
「い・・・・ッ」
思いっきり腕を掴まれまた怒鳴られた。
だからヤンキーは嫌なんだよ。
早く離してよ・・・。
帰らせてよお