桜ノ籠 -サクラノカゴ-

お風呂から上がると、青磁先生は、まだ部屋で仕事中のようだった。


部屋からは、煙草の匂いがした。


どこか懐かしい、

そんな匂いー…


前にも感じた感覚。


何でだろう…、と考えていると、
不意に白い扉が開いた。

「ひゃっ…」

驚いて、ヘンな声を出してしまい、口を掌で覆った。

「あ、ごめん。驚かせた…」

すまなそうに、青磁先生は私の顔を覗き込む。




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