桜ノ籠 -サクラノカゴ-
♢
朝目覚めると、知らない天井、
そして、知らないグレイ色の布団。
一瞬、
あれ?と居場所がどこなのか、分からなくなったけど、
馴れた煙草の匂いがして、
青磁先生の部屋だと気付く。
そして、昨日のやり取りも…
煙草と優しい匂いに包まれ、
なんだか名残惜しかったけど、布団から起きた。
そして居間に行くと、
黒いソファで、昨日の服のまま、ブランケット1枚で寝ている青磁先生がいた。
風邪をひくのでは、と心配になり、青磁先生の部屋で私が借りていた毛布を持って来て、
ふわ、
と起こさない様に、かけた。
近くで見る青磁先生は、なんかいつもと違う気がした。