†Helfin Reise†
「助けて…下さいっ!」

訴える女の子の目は赤く光っていた。

(レッドアイ…)

「構わないよ。」

リグルの微笑む顔に安心したのか、そのまま気を失った。

「あ、気失ったぜ?」

『仕方ないよ。とにかく、そろそろ来るから、安全なとこに連れてって戻って来てよ。』

調度近くに茂みがあり、リグルは女の子を抱き抱えると、そこに寝かせた。

「それで、何人くらいだ?」

『三人』

そして女の子と同じ角を男が三人曲がってきた。

そのうちの一人がリグル達の姿を見つけ、二人に報告すると、苛々しているのを隠そうともせずに、リグル達に向かって歩み寄った。

「おい、小僧。女見ただろ?」

(断定かよ、気に入らねぇ。)

「おっさん達が探してる女の子、俺達がかくまってたらどうする?」

挑戦的な口調をするリグルに、腹を立てたリーダーらしき男が、勢いよくリグルの胸元を掴み上げた。

「調子に乗るなよ?女は何処だ?」

地面につま先しかついていない状況で更にリグルは挑発する。

「女の子?知らないけど。」

遂に男は「ふざけるな!!」と怒鳴りながら、リグルを投げた。

リグルは上手く、片膝を付き滑りながら体制を立て直す。

「おっさん達の目的は何か教えてよ。場合によっては…」
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