約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて

「ガラッ。」


教室のドアが勢いよく開く。


教室内の全生徒の視線がわたしに。
そりゃ~朝から目立ってましたとも。


このとなりの司君のせいで。



 「よう。 亮。」



そう言って温也君が近付いてくる。


恥ずかしさと緊張が頂点。



 「おはよう。」


温人君がかたまってるわたしの肩に手をまわす。


もう硬直状態。


 「やめてー温人君。」


なんて言葉も聞こえてきてる。



 「ここに宣言します。 
俺吉村温人と早川真幸は正式に
付き合うことになりました。 
男どもこいつに手出したら
承知しないからなぁ。」



 「はぁ・・・。 
えーーーーーー。」


わたしそんな話し聞いてないし。


 「昨日電話くれなかったから、
俺が勝手に決めさせてもらったから。
 あの約束も守ってもらうからね。」


 耳元に温人君の吐息がかかる。



耳元でささやかれる言葉は
あまりに衝撃すぎてパニック寸前。



でもとっても幸せなドキドキ
だったりする。


早川真幸15歳。

はじめての彼は超イケメン。



ドキドキハラハラの学校生活スタート。





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