約束 ~生きていく君へ 余命半年と告げられて
放課後の教室。


朝の出来事がウソのように
静かな教室。


肝心のわたしの彼は、
女の子たちに囲まれ教室を
さっさと出て行った。



ボーっと教室から
空を見ること●●分。






背後に人の気配を感じ、
視線を外から教室に移した。



見覚えのない、リボンの色
からして1学年上の先輩達が
数人仁王立ちしている。



なにごと・・・・。
わたしに何か・・・。


後ずさりするにも
後ろは窓でどうすることもできない。



怖い。  怖いよ。 
誰か来て~。


心の中で何回も何回も
叫び続けた。





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