好きなのはキミ。
「スズメってもしかして1人暮らしなの?」
家に入ってワンルームのあたしの部屋を見渡す一成くん
…恥ずかしい
そう言えば、秋ちゃんって家に入れたことないな…
高校入ってすぐ付き合いだしたのに。
「そうだよ、男の子入れるの一成くんが初めてなの。
あっお茶入れるね!」
そう言ってキッチンに行こうとしたら
手をひかれて一成くんと向き合う体制になった
「…お茶はいいよ。
家に先輩は入れなかったの?」
「うん…」
「そっか」
そう優しく微笑んで手を離した一成くん
あたしの部屋って必要最低限の物しかないから
ソファとかないんだよね…
それに。
家に帰ったら着替える派なんだよね、すぐシワにしちゃうから
「…一成くん、お願いがあるんだけど」
「なに?」
「あっちに行っててくれない?」
クローゼットとは反対のベットの方を指さすあたし