恋心
「ほらー、ふってきちゃったー。
やっぱりすごい雨じゃない。」



ーザァー、ゴロゴロー

ーバリバリ、ドッシーンー


すごい雨と雷の音に窓から外を二人で見てみる。


「うわ、本当にすごい事になったな。
雷落ちてるし、道路が川みたいに雨流れてる。
大丈夫だからな、やむまでずっといてやるからな恵理。」


またキスを始める徹ちゃん。


「もう、徹ちゃん、そういうことじゃないでしょう。」



たしかに、すごい雨。


傘さしても意味ないな。




あれ?


こんなすごい天気の中、傘もささないで歩ってる女の人が見える。


なんかフラフラ歩いてない?


よく見てみれば、徹ちゃんのお母さん?


「徹ちゃん。」


突然の大声にキスが止まる。


「あそこ。」


私が指差す方を見た徹ちゃんが、顔色を変え、部屋から飛び出した。


私も慌てて後を追う。
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