恋心
「安部さん、これ服。」


ずぶ濡れの徹ちゃんが戻ってきた。


「えらいわ、徹くん。
濡れないように、ビニール袋へ入れてきたのね。
おばさんと恵理ちゃんで着替えさせるから、徹くんは隣の部屋で着替えて、毛布持ってきて。
毛布ある場所わかるわね。」


徹ちゃんはうなずくと隣の部屋へかけて行った。


「榊さん、しっかり。
さぁ着替えましょう。」


徹ちゃんは、お母さんにパジャマを持ってきていた。

どうにか服を脱がせ、バスタオルで体を拭き、パジャマを着せた。


ちょうど徹ちゃんが毛布を持ってきた。


「徹くん、お母さんに声かけながら、毛布を巻いてうえからさすって温めてあげて。
恵理ちゃん、着替えて来て、それからドライヤー持ってきて、髪の毛かわかしてあげて。
徹くん、今日おとうさんは?」


「たしか、今日出張からかえってくるはず。」


「恵理ちゃん、今日勤務表に変更ないわよね。」


「うん、今の所連絡はないよ。
予定通りなら、今19時半だからお母さんもう帰ってくるはず。」


「おばさん連絡とるね。
二人とも今言われたことわかるわね。」


私達は、安部さんに言われるまま動いた。
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