幸せという病気
幸せ病がどうしてこの世に発症しだしたのか。
未だ、誰もその謎を知る者はいない。
そして、何の為に人々を襲い・・・。
何の為にその儚い命を奪うのか。
――あなたの幸せは何ですか?――
その答えは、
本当はすごく・・・単純で簡単な事かも知れない。
そしてもう二度と・・・伊崎武という人間は、この世に姿を現す事は無く・・・。
すみれの中に潜む幸せ病も・・・それと同時に消えて無くなった。
そして一週間が経った。
竜司は武の部屋にいた。
「・・・武さん・・・引き出し、鍵かかってんすけど・・・」
竜司は、武の机の引き出しを開けようとするが、施錠されていた為、その鍵を探し出す。
「何してんの?竜司」
と、そこに遥がやってきた。
「遥。ねぇ、鍵知らない?」
「鍵?」
「武さんの机の鍵」
「あぁ~。でもなんで?」
遥がそう聞くと、竜司は武との約束を話した。
「夢、託されちゃったんだよね」
「夢ぇ?」
「・・・まぁどんな曲か、単純に聴いてみてぇし」
それを聞くと、よくわからない感じで遥は返事をする。