幸せという病気
「あっ。で、鍵は?」
そして、竜司がそう聞くと遥は「その辺じゃない?」と、ソファーの上を指差した。
「・・・しかし汚ねぇ部屋だなぁまったく・・・」
竜司はそう言いながら、ソファーの上に散らかった服を退かす。
すると遥の予想通り、幾つも連なった鍵の束を発見した。
「武さん・・・こんなに鍵持って何をそんなに守ってんすか・・・」
そう、微笑みながら引き出しを開けると、一枚のCD-Rを発見する。
「あぁ、これだなっ?・・・ん?」
そして、CDの下には手紙があった。
「・・・遥へ・・・って、武さん子供みてぇな字だったんだな」
CDと手紙を取り出し、竜司は一階へ戻っていった遥を呼ぶ。
「ってか竜司、何探してたの?」
「ん?・・・これ」
不思議そうな顔で、遥が二階へ上がってくると、竜司はCDと手紙を手渡した。
「CD?」
「うん。武さんの曲らしい」
「へぇ~!!聴こうよ聴こうよっ!!」
「うんっ!」
そして二人は、パソコンのドライブにCDを挿入する。