幸せという病気
《例えば俺が明日死ぬとしても・・・すみれが元気で生きててくれれば・・・それでいい・・・だけどやっぱり・・・死ぬまでは・・・》
「・・・」
《・・・すみれと一緒に生きたい・・・》
「・・・お兄ちゃん・・・」
《・・・子供・・・抱きかかえてやりてぇなぁ~・・・・ってか、すみれ・・・一人で大丈夫か・・・・・・またいつか・・・夜景でも見に行きたいなぁ・・・》
そして、遥はCDを止めた。
「遥?聞かないの?」
「・・・後はすみれさんと聞く」
「・・・そっか・・・武さん、だからあの時、夜景の綺麗な場所で倒れてたんだね」
「うん」
「・・・すみれさんに・・・会える気がしたのかなぁ・・・」
「きっとそうだよ」
「しかしこれ、ライオードに持ってったら・・・なんて言われたか・・・」
「・・・歌じゃないからね・・・」
「・・・でも・・・なんか感動したんだけど・・・」
「・・・私も・・・でも曲は無いのかなぁ。前のオーディションの曲がどっかに保存されてたりして」
そう言い、遥はパソコンのフォルダーを検索しだした。
「遥。いくら兄妹でもプライバシーってのがあ・・・」
「ねぇっ!!これは?」
竜司を無視し、遥はデスクトップ上のフォルダーの中に、一つのファイルを見つける。