幸せという病気
「私と竜司が出逢う前で・・・お兄ちゃんとすみれ先生が初めて出逢った日だよ・・・」
「・・・そっか・・・変わらないといいなって・・・武さんらしいね・・・」
「・・・でもさ・・・」
遥がそう言い黙ると、少し間を置いて竜司が聞き返す。
「・・・でも?」
「・・・小さい頃、最初に書いた文から・・・大人になって最後に書いた文まで・・・言ってる事は全く変わってないんだよね・・・」
「ホントだな・・・」
そして遥と竜司はパソコンからCDを取り出し、武の話をしながら眠りについた。
やがて・・・。
月日が流れ、季節は秋になる。
九月二十日。
その日、遥と竜司の結婚式が行なわれた。
遥の控え室。
「遥ちゃん!!綺麗ーっ!!」
「ありがとぉ、すみれさん」
すみれが遥のウエディングドレス姿を見て感動すると、遥はすみれに礼を言いながら、突然切り出す。