幸せという病気



「・・・赤ちゃんが産まれたらね?・・・すみれ先生ありがとぉって・・・お兄ちゃんの代わりにそう伝えてくれって・・・お兄ちゃんが言っててね?僕、約束したから・・・早く先生に・・・言わないと・・・」









「うんっ!!後で、お姉ちゃんと一緒にすみれ先生に会いに行こう!!」










「・・・うん・・・」












最後の奇跡は・・・雪と共にゆらゆらと舞ってきた。














「相川さん!!・・・元気な女の子ですよ!!!」











「・・・女の子・・・?」














「・・・貴方が頑張って産んだ子です・・・ほらっ・・・」
















そして、すみれは赤ちゃんと対面した。










「・・・・・こんにちわ・・・・・」










その顔を見ると・・・すみれの目から自然と涙が零れる。


















「・・・私の子に生まれて来てくれて・・・ありがとぉ・・・・・」

















《武・・・聞いてる?この子の声・・・・・女の子なんだってっ。そしてみんなの願い・・・届いたよ?武の願いも・・・ちゃんと届いた・・・》














「これから・・・お母さんとたっくさん・・・想い出作ろうねっ・・・それから、貴方を助けてくれたお父さんの分まで・・・」

















《私ね?・・・みんなの想いで・・・この子を産む事が出来た・・・武との約束も・・・なんとか守れたよ?・・・今度、武と逢う時は、いつかなぁ・・・生まれ変わっても・・・また一緒になりたいな・・・そして今度こそはこの子と三人で・・・・・》
















『・・・幸せになろうねっ・・・』


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