龍の女神となるべき姫【上】


「さて。
みなさん揃ったので報告ですが……。
亜美ちゃんの存在が他の族にばれました」




みんなの顔つきが一瞬で変わった。



やっぱ幹部なんだなぁ。




自分のことを言われているにも関わらず、呑気でいた私……。




「ちっ。予定変更だ。
亜美、お前銀姫になれ」



『へっ!?』




銀姫……?



何それ?




「そうですね。
その方が守りやすいですし」



「うん。亜美なら大歓迎だよ」



「よっしゃ!!全力で守ったるなぁ」



「じゃ、早速下の奴らに報告だ」



『ちょ、ちょっと待ってよ!!
銀姫って何?』


< 99 / 303 >

この作品をシェア

pagetop