女番長
「なぁ龍…。あたし、龍のこと信じていいんやんな?」
「当たり前やん!」
「じゃあさ、約束して。ずっと一緒にいるって…。」
「分かった。約束する。」
あたしの不安、龍には分からへんやろうな。
美紀ちゃんに何言われたか…、それさえも知らんもんな。
龍…、離れんといて…
ずっとあたしの隣にいて…お願いやから…
こんなこと、龍に言ったら絶対、「当たり前やん。」って笑われるやろうな。
でもそんな当たり前なことも、あたしにとってはすごい不安で怖いことやねん。