ヒマリュウ-Ⅲ-
「……お前……フッ、面白い。」
「お前ら……手加減なしで行ってやれ」
「「はい!!!!」」
相手とあたしとの間のキョリなんか、皆無に等しい。
だから…――
『…ぶな、』
『…ちょ、』
『…人数…違いすぎるから!!』
――…襲ってきたら、そんなキョリなんか一気に詰まるのだ。
あ、ヤバイ…そう思った時にはもう遅くて。
「…スキ、ありだ」
『!!……ッ……』
緋舞を守ってるから、ムダに多くなる動き。
普段なら絶対にない、…鳩尾(みぞおち)を、おもいっきり殴られた。