リリアルリリリリ



それから何日か経った。

魔法学校の校庭の隅にはイルを弔う碑が置かれた。

そして校訓は『ビバ★牛乳』になり、校舎も改造し、今ではあまり見なくなった、牛乳瓶の形になった。


池は牛乳になり、そのなかでは鯉が優雅に泳いでいた。


魔法の国には、『牛乳を愛する課』というのが設けられた。また、牛乳の神の像、『まりこ』というのも造られた。


第四次牛乳ブームが始まり、人々は牛乳を買い、国民の99%は牛乳を崇拝した。




長は今、イルの碑の前にいた。手には花束を持ち、牛乳が花にふんだんとかけられていた。

「イルよ…お前は英雄になった。牛乳を救ったのは紛れもなくおまえだ」

長は牛乳がふんだんにかけられている花束を碑に置いた。




朝会、長は堂々と生徒の前に立ち、

「魔法学校を改め、牛乳学校にする!!」

生徒からは歓声があがり、魔法学校は牛乳学校へと変わったのであった。



それから牛乳星人"まりこ"が魔法の国の人々を侵し、現在魔法の国はない。



-end-


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