リリアルリリリリ
そしてイルは箒にまたがり、空へと飛んだ。長も後を追うように、箒で空を飛んだ。
「負けませんよっ!!」
―イルは、ステッキを長の方へ向けた!!これは何の魔法か!!
「敢えて言おう!!イルだと!!」
―おおっと、単なる決めポーズだった。
長は不敵に笑みを浮かべると、また指パッチンをした。
長の姿は一瞬消え、気がついたらイルのすぐ後ろにいた。
―瞬歩です!!白哉や夜一さんが得意とする瞬歩だ!!
「終わりだ」
長はステッキをイルの方へと向けた。
「千年殺しっ!!」
ステッキの細い部分でカンチョウをした。
「ぐはっ!!」
イルは小さくうめくとそのまま下へと落下していった。