リリアルリリリリ
―さあ、二人ともどう出るか!!
二人の闘いは、テレビに流れていた。実況つきで。
テレビの前では、見守るように人々が集まっていた。
「どーしたんですか?長さん」
「あなたの動きを窺ってるだけ」
「あはっ、同じですね」
「あんたみたいなスイーツに同等にされたくないわ」
「スイーツって…某ニコ会員のパクリですか?」
「あら、悪い?あなただって某漫画の技名、パクってるじゃない」
「…その言葉、そっくりそのまま返しますよ」
イルの目に殺気が籠った。長はこれを待ってましたと笑みを浮かべる。
「そんなに怒ってるなら、来てもいいのよ?スイーツちゃん」
「あら、私がそんな古臭い、安い挑発にのるとお思いで?」
「てっきり単細胞ゆとり野郎だったから、くると思っただけよ」
「そういうあなたも短絡的思考してますよね」
二人は女特有のドロドロした闘いへと変わっていった。