それでもおまえらは、俺を合コンに誘うのか?
 難しそうに顔をしかめた稲葉は、実際に受けた氏政に話を聞こうと、ホームベース裏に来ていた。

 そして、今感じた疑問をぶつける。



「君、今剣持の球受けて、正直どう思った?」



 と。

 それに対する氏政の答えは、



「思わず構え直しちゃいましたけど、なんか……、思ったほどじゃなかったんですよね」



 というものだった。

 そしてそれは、稲葉が感じたものと全く同じ感想だったのだ。

「どうする……? 山田でも立たせてみるか……?」

「山田さんは辛いでしょ。せめて永富ぐらいにしときましょうよ」

 苦笑いしながら、同じ一年生の名前を持ち出した。



 氏政は、レベルアップした和俊でもこの程度だと判断したのである。



「……、……だね……」

 そして、稲葉の判断も同じだった。









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