時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
―――…ありがとう。
夢で聞いた声が
まだ、耳に残っていて
瑠『っ…!!』
ただ、涙がとまらない。
安心と
喜びとが混ざって、よく分からない。
土「………。」
土方が、無言で私の頭を撫でる。
たぶん、こんなこと慣れてないんだろう。
手の動きがぎこちない。
けど、優しさは分かる。
―――…大きな決断をする
――――…負けないでね。
この、
優しい人達のためなら、どんな決断もしよう。
母さん、私、負けないから。
逃げないから。
だから、見守っていてください。