時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】
そんなとき
土「おー。みんな帰ってきたか………って、なんだこの状況は。」
土方が出迎えにきた。
土方は沖田さんがうずくまっていて原田さんが隅でいじけている状況を見て、
土「まあどうせコイツ等の自業自得だろ。」
何もしなかった。
瑠『なにも聞かないのか?』
土「大方、総司は林に付きまとって殴られた。原田は林に何か言って玉砕………と、まあこんなもんだろ。」
それを聞いた人達は唖然とした。
全て当たっているからだ。
瑠『ちょ……わた、じゃない……俺、初めて土方を副長らしいと思った。』
土「初めて、って何だ。初めて、って。」
瑠『言葉通りだが?』
それを聞いた土方は顔に青筋が浮かぶ。
それを見た隊士たちは、
やべぇ土方副長が怒るぞ!火山の噴火だ!二次災害に気をつけろ!、的な合い言葉とともに、バラバラに散っていった。
なのでこの場にいるのは幹部たちだけ。
土「じゃあお前は今まで俺を何だと思っていたんだ?」
瑠『声がデカくてすぐに怒る近所迷惑な鬼。』
瑠偉はにっこり笑顔で、
あくまでも笑顔でそう言った。
そしてそれを聞いた土方も引きつった笑顔を浮かべる。
無理をしているため、口のはしがヒクヒクしている。