狙われし王女と秘密の騎士


キスをしながらカイルの指が頬を撫でる。
口を薄く開くとカイルの舌が差し込まれ、堪能される、
優しいのに食べられそう。
そう思った。
やっと唇が離れ、私はたまらずカイルにしな垂れかかる。
カイルに支えてもらわないと立っていられない。


「外で良かった……」
「え?」
「部屋だったら止まらなかった」
「! バカ!」


苦笑するカイルの胸を小さく叩く。



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