愛なんて…
「イケメン・・・かなア?冷たい感じ・・・笑いもしないし・・・顔半分隠して、感情がないって言うか・・・冷めてるって言うかネエ・・・ツバキ何かヤバイ感じだよね? 」

サヤカが後部座席のツバキを覗きこむように話をふると・・・ミラー越しに俺に「ウン・・・ヤバイ」と頷いた・・・。

「・・・って言うか・・・トラちゃんも今でもヤリたい放題なの・・・?まあ良いけどさ・・・他のオンナ妊娠させないでね・・・他所でタネと愛を置いて来なけりゃ良いンだけどね」

はっ・・・コイツハナニヲイッテイル?

「サヤカお前・・・どれだけ信用してねえんだ・・・俺は・・・「トラちゃんありがと、今日はツバキの部屋に行くから後で送ってね!」

ガチャッ

って家に着くなり・・・人の話も聞かずに車降りるし・・・ツバキはハニカミながら〔がんばれ〕って・・・俺って・・・

・・・そんな言葉もサヤカの強がりだってわかってる・・・不安にさしてるのが本心で・・・四天王の俺で・・・『白虎』の総長である俺・・・




オオツカ・・・今まで四天王の情報・・・近辺の暴走族、ヤクザに名の知れたヤンキーども・・・あらゆる手を使って情報収集してきた・・・

そんな中、有力な情報が何一つない男・・・オオツカ・・・確かセツナだとケイゴが言ってたな

・・・セツナ・・・オオツカセツナ・・・




まさか・・・・・・セツナ?お前なのか・・・?








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