あの空の向こうで…

私は驚いた。

会いたい一心で私は、リビングの扉に向かって走った。

すると、扉の向こうの冬葵が

「来るな!!!」

「えっ!!」

「元気か?」

「う、うん。」

「そっか。良かった。」

扉の向こうで冬葵が笑った。

「ねぇ、冬葵。なんでそっちに行ったらダメなの?」

「うつったら困るだろ。ゴホッ、ゴホッ」

「大丈夫?うつってもいいから、顔見たいよ。」


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