銭コ乗せ
「ふっ…。」

ことを静かに見届けていたボスが、鼻で笑った。

そして、

「そうゆうことか。」

そう言ってまたニヤリとした。

「いつからだ?こんなふざけたことを考えついたのは。」


ボスがそう訪ねると、俺は席を立ち、右肩を抑えながら、後ろのマジックハンドを取りにいった。

左手で拾い上げたそれを、テーブルに投げ捨てると、

「これを手に入れてからさ。ホントにギリギリだった。」

そう言ってまた椅子に座った。

それから俺は、ことの顛末を語りだした。
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