《短編》一夜の想い
外を見ると

1ヶ月しかたってないのに変わっていた。

葉は落ちて裸の木々は少し寂しくて、寒い。


冬の準備。


信ちゃんは小さな毛布を私に掛けてくれた。

自己チューなのにさりげない優しさが私をもっとときめかせる。

好き過ぎてこの温かさに涙が出そうだった。


もう押さえきれない気持ちを言葉にしようとした時、信ちゃんが口を開いた。





『俺結婚する。』
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