桜の季節
直樹は、口元を右手で隠しながら言った。
「まじ、やべぇ………。」
心配になって、私は言った。
「だめ………だった…?」
「ち、ちげぇよ!その………ギャップがあって……かわいすぎっつーか…なんつーか………。」
直樹は、慌てながら、そして、恥ずかしがりながら言った。
「…よかった♪」
「お、おう…。てゆうか、荷物をかごにいれるぞ?」
そう言いながら、お泊りセットを、自転車のかごにいれる直樹。
「……よしっ。とりあえず、俺ん家に荷物おきに行くか!」
「うんっ!」
そう言って私は、自転車の後ろに座る。
直樹は、もちろん前。
直樹がこいでいる時、私は、そっと、直樹のお腹に手を回す。
それに気付いた直樹は、急に叫びだした。
「あぁぁあぁ~~~!!」
叫びながら、びゅんびゅん、自転車をこぐ。
恥ずかしがってた直樹、とってもかわいかったよ。