桜の季節
「入れよ。」
そう言って、私のお泊りセットを持ちながら、ドアを開けてくれる直樹。
「ありがと。」
私達は、直樹の部屋に入った。
私は、近くにあったテーブルに、巾着をおいた。
おいた瞬間、
直樹が私を後ろから、抱きしめた。
私より、すごく背が高い直樹。
私を大きく包みこむ。
「俺………お前を夏祭りに、連れて行きたくねぇよ……。」
「……なんで…そんな事言うの?………楽しみに…してたのに……。」
ショックが大きい。
「………かわいいお前を、他の奴に見られたくねぇんだよ……。」
……え???
ヤキモチ…?
「…大丈夫だよ。直樹以外の男なんて、目に入んないよ。」
私が言うと、直樹は、いきなり、私をお姫様だっこをした。