桜の季節
まだかなー?
どこまで買いに行ったのかなー?
キョロキョロ見渡しても、こんな大勢がいる中、見つかるはずもなくて……。
「君~~。何やってんの?俺らと遊ばない?」
3人組の男達が、しゃべりかけてきた。
「ごめんなさい…。私、人待ってるから……。」
「そんな事言わずにさ。おいでよー。」
1人の男が、私の腕をつかむ。
「や、やだ!はなして…。」
「嫌だよ。かわいい顔してさ、そんなゆかた着るなんて、ギャップがありすぎだっつーの!」
3人組の男達は、笑いながら、私をあまり人がいない所へ連れていく。
逃げようとしても、男の人の力には、勝てなくて…。
「…ねぇ、したことある?」
1人の男が聞いてきた。
「えっ………。」
「もしかして、ねぇの!?」
私、直樹とも、まだなんだ。
いくらかチャンスは、あったと思う。
だけど、タイミングがタイミングで……。
ここで思った。
やばい……。
私、逃げなきゃ…。
私は、すきをみて、逃げた。